PKO5

PKOが始まってから、20年以上が経過しました。
平和維持のための自衛隊の活動にはPKO5原則による制限が課せられたままです。
このPKO5原則の見直し論議は幾度となく出てきました。
それでも見直しが行われてはいません。
曲がりなりにも、PKO5原則は現実の自衛隊活動において有効な歯止めとなっていることは間違いありません。
これを見直す議論が出てきても、それは十分話し合うことによって、現状を守ることができるのではないでしょうか。
見直し論者の意見はこうです。
自国民だけを守るのであれば、一緒に活動している他国軍隊が攻撃された時は現場から逃げることになります。
そのような行動が現実的にできるのでしょうか。
机上の空論に過ぎないと考えられるのです。
また、紛争が起きている状態でそのような行動を取れば、事態を複雑にしてしまうのではないかと言うことです。
私たち日本においては一般人が武器を持つことはありません。
しかし、紛争が起きている地域ではそうではないのです。
日常生活の中に武器がある生活を理解することは難しいでしょう。
かつての日本が辿ってきた過ちを他の国がやっていることを懸念する気持ちが強いのです。
戦争によって解決できることはないと考えるべきです。

武器を使用しなければならない状況に追い込まれる前に現場から離脱することが賢明と言えるでしょう。
もちろん、PKO5原則には停戦が崩れたら撤収すると言う項目もあるのです。
一つの部分だけを議論するのではなく、PKO5原則の5項目全体を考えていかなければなりません。