PKO5

PKO5原則の経緯を説明する前にPKOとはどのようなものなのかを説明しましょう。
PKOつまり国際平和維持活動は、国際社会での紛争などを防ぐために国連が軍隊を派遣して現地の政府と協力して、平和維持を行うことです。
紛争が起きている地域での活動が多くなりますから、当然ながら武器を使用する状況も多いのです。

 

一方自衛隊は専守防衛が原則です。
また、武器は自国民に対する敵国からの攻撃に対してのみ使用することになっています。
つまり、紛争が起こっている現地に自衛隊が行くことは、戦闘の真っただ中に武器を持たずに行くのと同じことなのです。
したがって、他国の軍隊と同じような条件でPKO活動をすることは、日本の誰もが賛成することはないでしょう。
そこで、決められたのがPKO5原則と呼ばれるものです。
これはPKO活動を行うかどうかを判断するための制限事項です。
この内容は現地の紛争が終結しており、自衛隊員の安全が確保できていると言うことに基づくものです。
また、PKO5原則の中で自衛隊の武器使用の制限があります。
武器の使用は自己の生命を守る時だけの使用となっているのです。
現地で活動をしている時には他国と一緒ですが、万が一攻撃された時には他国民を守るための武器使用ができないのです。
これが現実的に可能なのかという議論は今までも何度も行われています。
武器使用に反対意見の中には、武器が必要な地域への派遣そのものに反対している人が多いのです。
国際社会の一員として、PKOへの参加は意義あることですが、常に国民の関心が高いニュースでもあるのです。